まずそもそも、発達障害とは何なのか?
最近、よくテレビなどで特集されている発達障害であるが、
モデルで少し前にネガティブタレントでブレイクした栗原類や、
ドラゲナイで一世を風靡したセカオワの深瀬、
去年からブレイク中の米津玄師などが自分は発達障害だと公言している。
あとは、アップルという会社を立ち上げた元CEO であるスティーブジョブズ、マイクロソフトをつくり、スティーブのライバル的な存在であったビルゲイツ、日本だと楽天の会社を立ち上げた三木谷浩史なども発達障害であるとわかっている。
日本の総人口では、5~10%の人がグレーゾーンを含め発達障害である、
ということになっている。
日本では、変わった人を「宇宙人」その分野に特化した人を「オタク」
コミュニケーションをとることができない人を「コミュ障」ちょっと発達障害に関して知識がある人なら「アスペみたいな人」という言葉で呼んでいるが、どれもネガティブなイメージとして捉えられがちである。(だいたい、発達障害の人は、一回は言われたことのある呼び方や印象なので)
そんな、ネガティブなイメージでしかとらえることのできない発達障害なのだが、
定型発達者*1で発達障害のことを詳しく知ってるよ。って人は、家族、親友、恋人が該当しない限り、そんなにいないであろう。
発達障害って何?ってなっている方。
結論から言うと、大人の発達障害は、得意、不得意の差が激しく、定型発達者、所謂普通の人からすれば、適職が見つからなかったり、仕事、職種が制限されたり、落ち着いて働くことができる職場環境や人間関係が狭くなったりすることである。
幼稚園から小学校にかけて見つかる場合が多いが、
私みたいなグレーゾーンの人に関しては、幼少のころは、「宇宙人」「天然」「変わった子」「明るい子」「協調性のない子」などと片付けられ、それも個性としてとらえられることが多いが、大人になって定職に就くと上記のようなことでは収集がつかなくなり、ミスを繰り返してしまったり、臨機応変な対応をすることが難しかったり、特にADHDの人に関しては転職を何度も繰り返すことで、私みたいに発達障害と気づく人が多い。
発達障害は大きく分けて3つある。
ADHD…不注意(集中力がない、気が散りやすい)多動性(じっとしてられない、落ち着きがない)衝動性(順番を待てない、考える前に行動してしまう)の3つ要素がみられる。日本では、ジャイアンのび太症候群といわれている。
アスペルガー症候群…アスペルガー症候群の人は、”3つ組みの障害”と言われる(1)社会的に適切に振る舞うことの難しさ、コミュニケーションを円滑にすることの難しさ、こだわりが強く柔軟に想像・思考することの難しさ、が特徴である。
学習障害...書くこと、数字を扱うこと、読むことなどに障害があること。
脳が記号と捉えてしまっているためできないのだという。
他にも、瞬きや首振りなど一見癖のように見えるチック症や、のだめカンタービレの主人公のだめが持っているとされているサヴァン症候群も発達障害の1つなのだという。
発達障害に関して軽くだが、知ることはできたであろうか?
日本では発達障害という言葉が大きく認知されるようになり、
徐々に患者は増加の一途を辿っており、
人気の病院では何ヶ月も診察待ちなのだという。
それでも、発達障害の先進国であるアメリカに比べるとまだまだ認知度は低く、発達途上という段階なのである。
次回は、この発達障害と呼ばれる3つを詳しく噛み砕いていこうと思う。
*1:発達が非定型ではない一般人のこと