同族嫌悪1
私は当事者と情報共有がしたいがためにツイッターを始めたんですが、どうも同族嫌悪をしていることに気づいたので、今回はそのお話をしたいと思います。
アスペルガーの人が嫌いになりました。
もちろんアスペルガーにもいろんなタイプの人がいて、人当たりがいい人、私みたいにADHDの傾向の方が強い人、ある程度は他人の気持ちが読める人など様々だと思うのですが、ガチなアスペルガーの人がいるじゃないですか。中には被害者ぶる人、他人に平気で「デブ」「ブス」と言っちゃう人、(別に相当親しい関係なのならいいんですが)人の気持ちが全くわからずに平気で人が傷つくようなことを言っちゃう人...
そういう後者のタイプが大嫌いなんですよね。
特性だってわかってても、人の気持ちがわからずに平気で傷つくようなことを言う人は距離を置きたくなります。もちろん感情的になることだってあると思いますが、アスペルガー単体の人って淡々と「正論言ってて俺は偉いぞ」的な態度をとるじゃないですか。 あれが嫌いなんですよね。
今回はアスペルガーの人がなぜ嫌われるのか、
というお話をしたいと思います。
▼言われるまで気づかない
アスペの人って「察しろ」という言葉が苦手だったりするじゃないですか。私は、ある程度は察することができます。「あー今日は忙しいんだな」「ここに物が置いてある、用を済ませて後から片付けようとしてるんだな」「今話しかけたらヤバそうだな」程度くらいですが。(仕事の時だけ)
アスペの人って「忙しそうだな...」から続くものがないと言いますか。「忙しそうだな...」で完結しちゃってるんですよ。「周りが忙しいから手伝おう」みたいな感情がなく、周りと温度差が生じちゃうんですよね。もちろん自分の仕事が終わっていない状態なら手伝うことはあまりできないと思うのですが、自分の仕事が終わってても周りがバタバタしてる〜って眺めているだけだと思うんですよね。
「ねえ、今ちょっと手が離せないから手伝って」
と声をかけられるまで手伝えない、指示待ち人間なんですよね。定型発達の人から見れば。
それじゃあ特性を知らない普通の人はキレるはずですよ。
▼感情が顔に出ない
アスペルガーの人って喜怒哀楽はあるにしてもそれがあまり表に出ることもなく思っていることを淡々と語るイメージがあるんですよね。
あと、周りが嬉しがっているのに笑わなかったり、腹立っているはずなのに笑わなかったりだとか。当事者が話しているのをみたことがあるのですが、「定型発達の人との会話についていけずに丸め込まれちゃうんですが、後からそういえば私ってこういう意見なのに。ってイライラがふつふつと出てくるみたいです。」
あと、笑わなかったりするので、周りとの温度差が生じたり、「あーこの人面白くなかったんだなあ」ってなってしまうみたいですね。人間ミラーリングの法則みたく相手が笑ってるならこっちも笑ってあげないと距離なんて縮まるわけがないですしね。
なぜ、笑ったり怒ったりしないかというと、人に興味がないから。あとは、好きなことにしか興味が持てないから。ってこともあるみたいですね。
▼表現が下手
なんかな?アスペルガーの人と会話して思うのが、男性の人に多いのですが顔文字をつけないですよねw 男性は特に顔文字をつけない人が多いんですが、だいたいアスペの人って句読点で終わる人が多いんですよね。しかも、文面がかしこまりすぎているというか、無駄に難しい言葉を使いたがるというか独特の節回しが多いんですよ。だから、会話をしていてとにかく疲れるのが本音です。
しかも、上司にいきなりタメ口に話したり、部下に距離を置きすぎるような難しい敬語を使ったり。他人との距離感がADHDの人よりできないというか、下手なんですよね。
▼言葉がストレート
私もこれをよく指摘をされることが多いのですが、アスペの人が発した言葉って自分で悪気がないはずでも言葉の刃物になっていることが多いのは間違いがないです。
白黒甲乙をつけたがるので、グレーということがないんですよね。
日本人は特にグレーの曖昧な表現が多いと思うんですよ。あと、同調したり、持ち越したりすると思うのです。
それが、アスペの人は苦手というか、共感性、協調性が特にないので表現に対して直球でくると思うんですよね。
それは、特性と知っている私でも傷つくし、家族や友人も離れて行くようなことでもあると思うんですよね。
本人は嫌われているということを気付かないので、距離を完全に置かれた時に
「あれ?悪いことしてないんだけどな」
っていう状態になりかねないんですよ。
▼考えを曲げない
アスペの人って考えを全く曲げないですよね。頑固というか、人の意見は聞こうとしないんですよね。
一度引っかかることがあれば進まずに突き止めることが多い。解決しないと次に進まないんですよね。
「いいよ、これ聞き流して」
なんて言ってもすんなり聞いてもらえるわけでもなく。
私も柔軟性のなさは結構あると思うのですが、
それは普通の人から見れば扱いづらく周りが離れていくポイントでもあります。
裏を返せばこうやって深く追求するから学者やその道に長けてる人が多いんでしょうけどね。
納得のいくよう順動に説明することが必要なのかな?なんて思いますよね。
まあ、今回はアスペルガーの特徴をサラッとお話ししました。
いずれにせよ世間的にいうコミュ障=アスペルガー ってなっており、本人も一番困っている点であることは間違いはないので、対策があればいいですよね。
今回は、同族嫌悪の話をしました。