私、グレーゾーンです。

2年前、ADHDとアスペと診断されたグレーゾーンの女の奮闘記。

グレーゾーン女はちゃんとした職歴がない。パート編

この前職歴の話をしましたが、今回は8ヶ月間勤めたパートのお話をさせていただきたいと思います。

 

グレーゾーン女はちゃんとした職歴がないってお話。旅館編 - 私、グレーゾーンです。

 

体調が良くなったのが5月の上旬でしたので、そこから1ヶ月間は職も探さずグータラ生活をしていました。どんな生活をしていたかわかりませんが。

 

母親に

「仕事をパートでもなんでもいいから見つけなさい」

と言われて、近所の薬局に面接を受けに行きました。

 

面接で、

「化粧品が好きなんだね。化粧品コーナー担当に将来的にはなってもらおうって思ってんだけど大丈夫?えーとね、研修が半年あって休みの日に行くことになるんだよね。会社負担で行けて、検定証みたいなのもらえるんだけどどう?」

と当時の店長に聞かれて、

「大丈夫です!よろしくお願いします!」

と答えまして、勤めることになりました。

 

 

まず、パートからということでレジ打ちから始まりました。

 

ADHDの傾向が強い私は適当趣向でして、最初は袋詰めから始まったのですが当時は

「話しながら仕事もできるし楽勝」

なんて思っておりましたが、甘かった...(笑)

 

レジを四時間打ち続けることができなかったんですよね。

 

週4のシフトで4時間ぶっ通しでレジを打ちつづけるのですが、ADHD特有の空想と聴覚過敏と集中力の無さと飽きっぽさのせいで4時間のうち3回ミスしたこともありますし、休憩中に買い物をしにきているお客もいるため急かされるんですよね。急かされてまたミスする...という負のループでした。

 

釣銭機でお金を入れるとバーって出てくるタイプなんですが、釣銭機が高いためお金を取るときに死角になって1円を取り忘れてミスしたり、釣銭機からお釣りを返す際にいくらか渡しそびれたり、

「キャンペーンのシールは要りますか?」

と尋ねそびれたり...

 

ミスをしでかすと社員を呼んで釣り対応をしなければならないのですが、

「また君か」

って、顔をされるのが本当に申し訳なかったですし、「レジ打ちという底辺職さえもできないのか...という劣等感に駆られることもありました。

 

当時の店長の方針が

「レジ打ちをちゃんとできるようになるまで品だしはさせられない」

という方針でした。

そんな私は品出しができるようになるまで半年かかりました。私より後に入った人は入って1ヶ月2ヶ月で品出しをさせてもらえていたというのに、当時の私は

「いびられている、贔屓されている」

などと思っていましたので店長に、

「なんで品出しさせてもらえないんですか?化粧品はどうなってるんですか?」

と聞くと、

「自分がどういう立場に置かれているのか考えなさい」

って言われました。

 

やっとやそっとで品出しをOKしてもらった時は、ミスが減りました。

ADHDの特性上、多動が入っているので動いていた方が楽なんですよね。

 

そんな私ですが、暗黙の了解というか、応用が利かずに何度も上司に迷惑をかけたことがありました。

 

商品カード3000円分誤算

JCBギフトカードの取り扱い方と、市の商品券の取り扱い方が分からずに3000円誤算を出してしまったことがありました。

 

なぜかと言うと、

「回数をこなさないと理解ができないので、一回二回対処したくらいじゃ覚えられないんです。」

副店長が

「あれ?今日締め合わないなあ。どうしよう。」

なんて言っていましたが、まさか自分とは思わないので、

「知ってる?」

と聞かれても、

「いや分からないですねー。」

なんて答えていました。(笑)

 

ですが、防犯カメラに私が何かしでかしたことが映っていたらしくて、私は始末書を書く羽目に。始末書はめちゃくちゃ厳しくて、上司が書いてくださった紙を見ながら書いてOKが出たのかな?そうだったはずです。

 

クーポン付きのチラシで応用が利かずにミス

私が勤めていた薬局はチラシの広告にクーポンが付きます。そのクーポンを楽しみにお客さんが来られるのですが、ある日そのお客さんが

「すみません、チラシ取ってなくてチラシ1つ貰えます?」

と言ってこられた方がいました。

「チラシですね。少々お待ちください」

と言って上司から裏に保管してあるチラシを持ってきてもらってる時に、

「一番高いやつをお値引き致しますね」

と言って勝手に値引いちゃったんです。

お客さんとしては、

クーポン付きチラシを見てそれでいいのがあれば買おう

と言う考えだったのですが、そこのズレが生じてしまい、クレーム対象となってしまいました。

良かれと思ったことが仇となったパターンですね。

マネージャーが来て1時間に及ぶ事情聴取が始まったわけですが、私は悪いと全く思っていなかったので、

「何でそんな怒られなければならないんだ」

的な対応を取っていました。

しかも、上司が必死に説明している意味さえも理解できなかった私はさすがに障害のせいだと今考えれば思ってしまいます。

 

発達障害って、臨機応変な対応ができないんですよね... 良かれと思ったことが全て裏目にでる... だから、ほんとに接客業はできなくはないけども不向きですよね。少し機械的な部分があるんで。

 

あとはね、ちょうど2年前で通しで8時間働いた時のこと。

その日は半分がレジ打ち+品出しで、後半がレジのみだったんですよね。

後半で何かクレームをつけられたと思うんですが(詳しくは覚えていなくて)

その時に、

「私ってレジが不向きなんですよね」

って、まず謝らずに店長に言ってしまったことがあったんです。

そしたら、

「なぜ今更レジが不向きとかいうの?レジをするってわかってたことでしょ?」

って言われた気がします。

わかってはいたんです。ただ、レジ打ちでお釣りの計算をしなくていいなら誰だってそんなにミスしないでしょ... 社会経験が少ない私もそう思ったんですよね。そしたらレジ打ちというバイトやパートでは鉄板の仕事ができないという劣等生とは思わないじゃないですか、私でも。

 

そん時は屈辱でしたね。それさえもできないのか。レジ打ち四時間よりも多動が入っているので、動き回っていた方が楽だと気づいたんですよね。息抜きできるか、って言ったらこの脳みそならできないし。

 

あとは、お客がタメ口で話しかけてくる人多すぎてその度にイライラしちゃうんですよね。

ほんとに「殆どが自分より年上だから」

と言い聞かせてもイライライライラしちゃってダメでした。

 

って事で8ヶ月して辞めました。

職場環境は悪くはなかったので、続けられたかな。って感じです。